移住
永住権について
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ニュージーランド移住は年々世界的に人気となっております。
その理由として、英語圏であること、ワークライフバランスの取れた生活、人権意識が高く差別や偏見が少ない移民の多い国といった点があげられます。
コロナ禍の政府の対応の早さも世界中から賞賛されており、益々注目を集めております。
また、他の国に比べてビザや永住権が比較的取りやすく、一度永住権を取得すると無期限に有効な事も魅力の一つです。
永住と言っても、どんな流れで永住権を取得するのか?
ニュージーランドの永住権審査には、大きく分けて技能移民・起業家・投資家・パートナーシップという4つの種類があります。
①就職して職歴を基に、永住権を申請する → 技能移民部門
②起業で永住権を申請する → 起業家部門
③投資で永住権を申請する → 投資家部門
④ニュージーランドの市民権もしくは永住権を保持しているパートナーを基に、永住権を申請する → パートナーシップ
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技術移民部門
申請者の年齢、職務経歴、資格、ニュージーランドでの雇用経験・ジョブオファーをもとにポイントで評価されるポイント制となります。
またIELTS6.5以上の英語力も必要です。
自己査定で160ポイント以上あれば、永住権の第一審査であるExpression of Interest(EOI)の申請書を移民局に提出します。
移民局は獲得ポイントが高く、現地企業からのジョブオファーのある申請者を優先的に考慮し、選出されるとInvitation to Apply for Residence(永住権申請への招待通知)が送付されます。
その後、EOIでの申告を証明する書類と永住権申請書を移民局に提出して本審査が開始されます。
申請者から提出された証明書などの各種調査の結果、申請内容に間違いがなく申請者が技能移民としてニュージーランドに貢献する人材とみなされた場合、永住権が発給されます。
自己審査や必要書類など詳しくはこちらをご確認ください。
永住権申請が可能な職業についてはこちらをご確認ください。
起業家部門
ニュージーランドで起業を目的とした移住を奨励するためのビザで、こちらもポイント制度となります。
既にニュージーランド国内に事業を保持していることが条件となります。
日本から企業を考えていらっしゃる方は先ずは最長3年間の長期ビジネスビザ(Entrepreneur Work Visa)を取得します。初めにスタートアップ期間として12か月発行され、その後審査を経て残りのバランス期間24か月が発行されます。
申請にはニュージーランドに有益な事業内容であること、綿密な事業計画書、初期投資として最低でも10万ドル以上、ビジネスの運用資金、生活資金、英語力(IELTS 4.0以上)の120ポイントが必要となります。
その後、事業の実績により起業家永住ビザ(Entrepreneur Resident Visa)への切り替えとなります。
投資家部門
一般投資家ビザ(Investor Visa)と上級投資家ビザ(Investor Plus Visa)の2種類があります。
こちらは投資額により条件が異なります。
一般投資家ビザでは、申請者の年齢(65歳以下)、最低3年以上の事業経験、300万ドルの投資が4年、移住するための資産100万ドル、英語力(IELTS3.0以上)、投資期間中の一定の滞在期間が必要となります。
上級投資家ビザでは、1000万ドル以上の投資が3年、投資期間中の一定の滞在期間が必要となります。
健康診断や無犯罪証明書などの必要書類を準備し、EOIを申請、その後本申請という流れとなります。
パートナーシップ
ニュージーランドの市民権・永住権を保持しているパートナーとの嘘偽りのない正当な関係を証明してビザを取得する事が可能です。
一緒に居住している事と期間が条件となります。
条件・必要書類など詳しくはこちらをご確認ください。
※ビザの申請条件は随時変更されますので、移民局のホームページもご自身にてご確認くださいませ。
起業家部門と投資家部門は莫大な資金が必要となります。その為、技術移民部門で永住権を取得される方の割合が多いです。
申請にはニュージーランド国内で技術職の仕事に就いている(内定している)必要があります。
特に移民局のGreen Listに載っている職業経歴がある方は可能性も大きくなります。
技術職に関する職歴・学歴に関しては、ニュージーランドの専門学校に通いながら英語力とスキルを磨くという道があります。
特に、日本人の方に人気のコースはITコース、看護師コースです。
条件を満たせば、学校卒業後にPost Study Workビザの申請ができます。そこから就職先を見つけ、永住権申請に繋げることが可能です。
Green Listに載っている職業で、Level7以上の資格のコースに通う学生ビザの配偶者はOpen Workビザの申請が可能です。
また配偶者ビザに紐づけされたお子様の小学校~高校の学費はドメスティック扱いとなります。
ご家族で移住をお考えの方にはIT(Bachelor of Information Technology)やMBAコースがおすすめです。