ターム留学
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ニュージーランドは他の英語圏の国に比べて留学生の受入に対して非常に寛大です。
日本での成績に関係なく受け入れてくれる学校が多くあります。もともと移民の国であるニュージーランドは留学生に対する門戸も広く、入学後の英語力のケアなども充実しています。日本での成績よりも、ニュージーランドでのやる気や目的意識を問われることになります。
またニュージーランドでは短期の留学も率先して行っております。ニュージーランドは4学期制を導入していることからタームでの留学がお勧めとなっております。
ターム留学とは?
ニュージーランドは4学期制を導入しており、その1学期間を『ターム』という呼び方をします。1タームは約10週間の期間となっており、ビザなしでNZeTAで渡航できるのもお勧めなポイントの一つです。単位を取得する必要がある長期の留学とは異なり、現地校での留学体験ができる他の国にはない珍しいプログラムです。3カ月の期間ですので進級にも影響が出にくいことから近年ではターム留学を希望される方が多い印象です。
2月、4月下旬、7月中旬、10月からがタームの開始時期となっております。10月からの最終学期以外であればいつでもターム留学ができますので年に3回の入学するチャンスがございます。なかなか長期での留学は難しい…けど現地校での留学生活を送ってみたい方には是非ターム留学をしてほしいです。
ニュージーランド
ターム留学のおすすめポイント
短期で現地校体験が可能費用が抑えられる
長期に比べて費用が抑えられる
自分に合った留学なのかを試すことができる
高い英語力がなくても挑戦できる
入学時期が年3回ある
留学生の受入れが寛大
日本とニュージーランドの教育制度
日本は6歳から義務教育が始まるのに対して、ニュージーランドは5歳から始まります。日本
小学校、中学校、高校と、それぞれ入学するたびに1年生から始まります。小学校、中学校の9年間の義務教育と高校3年間のトータル12年間の教育課程です。●小学校:1年生~6年生
●中学校:1年生~3年生
●高 校:1年生~3年生
ニュージーランド
入学するたびに1年生にリセットされず、小学校~高校までずっと通し番号で呼ばれます。呼び方は‘Year’です。
Year1から始まりYear13までのトータル13年間で、日本でいう小学校から高校までの年度になります。
以下は日本とニュージーランドの年齢・学年比較表です。
※学年がブルーのところは義務教育となります。
日本 | 年齢 | ニュージーランド | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
ー | 5歳 | Year1 | Primary School |
小学校 | ||
小学校 | 1年生 | 6歳 | Year2 | |||
2年生 | 7歳 | Year3 | ||||
3年生 | 8歳 | Year4 | ||||
4年生 | 9歳 | Year5 | ||||
5年生 | 10歳 | Year6 | ||||
6年生 | 11歳 | Year7 | Intermediate School |
中学校 | ||
中学校 | 1年生 | 12歳 | Year8 | |||
2年生 | 13歳 | Year9 | Secondary School |
高校 | ||
3年生 | 14歳 | Year10 | ||||
高校 | 1年生 | 15歳 | Year11 | NCEA1 | ||
2年生 | 16歳 | Year12 | NCEA2 | |||
3年生 | 17歳 | Year13 | NCEA3 |
ニュージーランドの高校のシステム
1. 学生のレベルや能力によって選択科目を決定
今後の進路を考慮して、各学生がそれぞれ自身にあった教科を選択します。日本の大学のような選択単位制になります。選択科目によって教室移動の必要があります。
学年は年齢で決まりますが、同じ学年の生徒たちと常に一緒に勉強するわけではありません。
例:Year12に在籍していても数学が苦手であれば数学はYear11を受講することがあります。
ターム留学の場合でも受けてみたい科目等があれば学校側に希望を出すことも可能でございます。
1タームの留学の場合でも英語だけの授業ではなく、数学、体育などといった現地生も受ける授業に参加して頂きます。
2. 公立、私立、ミッション系
公立、私立両方に留学が可能です。私立の中にはミッション系の学校もあります。学校は全て政府の許可を受けているため、私立でも公立でも高水準の授業が受けられます。
特徴 | |
---|---|
公立 | 日本同様地域に密着した高校です。費用は私立に比べて割安。NZの中・高校の90%以上が公立校です。日本人留学生の多くが公立校に入学しています。 |
私立 | 宗教教育を教育課程の中心理念として掲げ、学校教育の中で宗教教育を重視します。校則やしつけに関しては一般的に公立高校より厳しいといわれています。 |
ミッション系 | キリスト教に関係がある組織や関係の深い人物が設立した学校法人によって設置運営されていて、純粋な公立や私立でなく、運営は公立ですが、校舎などは学校の資産学校です。キリスト教の教えを元に、あらゆるカリキュラムが組まれています。 |
3. 男子校、女子校、共学
ニュージーランドは私立、公立にかかわらず男子校、女子校も多くあります。一般的に共学校よりレベルが高く、規則も厳しめです。男子校、女子校、共学から留学先を選べます。
4. 学期(ターム)
学期のことをタームと呼び、4学期に分かれています。タームの間に約2週間の休みがあります。例 | |
---|---|
ターム1 | 1月終わり~4月中旬 |
ターム2 | 4月下旬~7月初め |
ターム3 | 7月中旬~9月終わり |
ターム4 | 10月中旬~12月中旬 |
5. 1日のスケジュール例
ニュージーランドでは授業が選択制の為、日本のようなクラスという概念はございません。一人一人違った時間割があり、その時間割に沿って行動します。また日本と違った点でいうと午前中のIntervalという休憩時間がございます。この休憩時間では軽食(フルーツやナッツなど)を食べます。そうすることで昼までの残りの授業も集中できるようにこの休憩時間が設定されています。
1日のスケジュール | |
---|---|
8時40分~9時30分 | Period 1(1時間目の授業) |
9時35分~10時25分 | Period 2(2時間目の授業) |
10時25分~10時55分 | Interval(ショートブレイク・ティータイム) |
10時55分~11時45分 | Period 3(3時間目の授業) |
11時50分~12時40分 | Period 4(4時間目の授業) |
12時40分~13時20分 | Lunch(昼休み) |
13時20分~14時10分 | Period 5(5時間目の授業) |
14時15分~15時05分 | Period 6(6時間目の授業) |
NZの高校で受講できる科目例
日本の高校では馴染みのない科目もたくさんあります。●ESL、ESOL(母国語が英語ではない学生(留学生や移民など)のための英語の授業)
●数学
●地理・地質学
●経営学
●心理学
●歴史
●観光学(観光大国ならではの科目)
●接客サービス(留学生に非常に人気の科目)
●コンピュータ
●演劇(日本の普通科ではあまり体験できない授業)
●野外教育(スポーツを通じて協調性やリーダーシップを養う授業)
●ダンス
●音楽
●保健体育
●健康人間学(身体の機能や栄養学について学ぶ授業)
●美術
●英語以外の言語
●食物(日本でいう家庭科)
中学・高校留学で必要な英語力
英語力に不安がある場合は、留学生を対象とした英語の授業(ESL,ESOL)を通常科目と共に選択できます。ただしその場合、受講する通常科目が減ってしまうので、通常科目を多く受講したい場合は高校進学前に語学学校で英語力を伸ばしてから入学するのがよいでしょう。18歳未満のお子さんも入学可能な「高校進学準備コース」を用意している語学学校も何校かあります。
高校留学準備オンラインプログラム
正規の中学・高校留学に向けての準備として「High School Preparation」(高校準備)というプログラムがございます。
英語はもちろん、英語で科目学習をするための勉強スキル、現地の文化や習慣などが学べる内容となっています。
詳細は《オンライン高校留学準備コース》をご確認ください。
ターム留学ならビザ申請不要?
ターム留学の場合は学生ビザの申請が不要となっております。学生ビザの代わりにNZeTAと呼ばれる電子渡航認証の申請が必要となります。電子渡航認証は3ヶ月未満の留学を検討している場合に使用することができます。
留学後の進路
実際にお客様の中でもターム留学を経験してから正規留学に切替られる方もいらっしゃいます。まずは10週間の現地校体験で自分に合っている学習環境なのかを試すいい機会にもなります。長期での留学に切り替えた場合、ニュージーランドの高校を卒業すると日本へ戻って大学進学を目指すか、ニュージーランドに残って現地の大学に進学するという選択肢になります。2年以上現地校に在籍していた生徒はほとんどの日本の大学で帰国子女枠での入学試験が適用されます。またニュージーランド現地の大学へは現地の教育システムであるNCEAで所定の単位を取得する必要があります。
中学・高校
ニュージーランドの中学・高校の基本情報については、こちらをご参照ください。