留学コラム
Column
PubとBarの違いって?

でも、何となくイメージは湧くけど、その違いを知っている方は少ないはず。
今回はその「パブとバーの違い」についてご説明します。
またニュージーランドの飲酒についてや、おすすめのバー・パブについてもご紹介します!
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Pub (パブ)

パブとはPublic houseの略で、元々は許可を受けて酒類を提供する”公共の場”のことです。英国の地元民が集まって食事やドリンクを楽しむ「社交場」として親しまれてきました。
営業時間は、バーと比べると早い時間からオープンし、店内はソフトで控えめな音楽が流れ、お客さんの滞在時間もbarに比べると長め。建物のオーナーやビール会社が経営している場合が多いというのもあり、たくさんの種類の生ビールを取り揃えているのも大きな特徴で、その他ワインやサイダーなどのドリンクを提供しています。
フードメニューはおつまみから、サラダ、スープ、デザート、メイン料理と幅広く、食事もアルコールも両方楽しめてしまいます。食事も提供しているため、お店によっては保護者の付き添いであれば、未成年も入店が可能な場合もあるようです。
Bar (バー)

バーは、パブに比べると歴史的には浅く、デザインもモダンなところが多い。名前の由来はお酒をサーブするバーカウンターから来ているのだとか。営業は夜からで、多くはシティー中心部にあります。
パブに比べ道角や隠れ家的な場所など、様々な形態があり値段設定も様々。若年層向けで音楽も大きく騒がしい所が多く、地下にダンスフロアーやライブミュージックのスペースがある場所もあります。スポーツバーやダンスバー、カラオケバー、ゲイバーなど様々な種類のバーが存在します。食事をしてから行ったり、軽く飲んで次のバーやクラブへ出かける場所なので滞在時間は短め。食事をする場所というよりは飲みに行く場所。フードメニューはbarスナックと言われる、おつまみ程度です。ドリンクは多くの種類、リキュール類を始め、カクテル、ノンアルコールカクテル、ワイン、ビールを提供しています。
Pub vs Bar
Bar | Pub |
---|---|
・お酒を飲む場所 ・音楽が大きく、混雑している ・滞在時間は短め ・モダン。色々な種類のバーがある ・おつまみなどの限られたフードメニュー ・多種のリキュール類。カクテルやビール、ワイン。 ・ロークラス~ハイクラスまで様々 ・年齢による入店制限がある |
・地元民は集う社交場 ・静かで控えめな音楽 ・滞在時間は長め ・ブリティッシュの村が起源で歴史が長い ・おつまみからメイン料理まで幅広いフードメニュー ・多種の生ビール、ワインやサイダー ・大衆向け ・店舗によっては、保護者の付き添いで未成年も入店可能 |
例えば、アメリカでは特に差はそこまで無いというのが現実で、時代の流れによって、そこまで差が無くなってきていたり、バーやパブがミックスされているような場所も多いのだとか。本場の英国ではもっと明確な差がありそうですね。
ニュージーランドのアルコール事情
飲酒の年齢制限や車の運転など、国によって違うもの。ニュージーランドでは、20歳以上は少量の飲酒をしたあとの運転は認められているなど、日本とは大きく法律が異なります。
とはいえNZ政府も、身長や身体の大きさ、性別、体質によってアルコールに対する反応が個々人で異なるので、飲酒後はタクシーや未飲酒の友達の車で帰るよう推奨をしています。
運転しなければならない際は、一般量のアルコールを2杯まで(ビールだと1杯330ml程度)、飲酒2時間後以降に運転することが推奨されています。運転が許されているとはいえ、少量の飲酒でも脳に影響が出ることが分かっていますので、飲酒後の運転は控えるようにしましょう。
ニュージーランドのお酒のルール
Q | A |
---|---|
年齢制限 | ・リキュールショップなど年齢制限区域内への入店:18歳以上・アルコールの購入:18歳以上・飲酒:年齢制限なし※飲酒マナーを守ったうえ、保護者同伴かつ許可があれば17歳以下でも飲酒可能。 |
罰金 | 法律に違反する、未成年の飲酒やアルコール購入などが発覚した場合、最高$2,000の罰金が科せられる。 |
年齢証明 | ・パスポート・18+Card・ニュージーランドの運転免許証※学生証、国際運転免許証不可 |
車の運転 | ・19歳以下:飲酒運転不可・20歳以上:呼気1L中に250mcg以下 or 100mlの血液中に50mg以下のアルコール量※アルコールの吸収率は、人により異なりますので、何杯までokというような基準はありません。飲酒後は運転せず、Uberや飲酒をしていない方の車で帰宅するようにしましょう。 |
ニュージーランドのおすすめバー&パブ
ニュージーランドでは食文化が栄えていて、おしゃれなバーやパブ、レストランが多数存在しています。美味しいNZ産ワインや地ビールもたくさんあります。ビールはラガーに加えIPAなど種類がとっても豊富です。
今回はワーホリや学生でも気軽に行ける、おしゃれでおすすめな場所をご紹介します!
お店の名前をクリックするとGoogle mapへ飛ぶことができますので、口コミや写真を確認することができます☆
My Bar
My BarはQueen StreetからHigh Streetへ繋がるDurham Streetある小さなこじんまりとしたバーです。
小さいながらも平日でもたくさんの人で賑わっています。バーでは珍しくランチ時間からオープンしており、お隣の日本食レストラン「Renkon」でフードをオーダーしてマイバーの店内でお酒を飲みながら食べることができます。生ビール、サイダー、瓶ビール、カクテル、ワインと様々なドリンクを提供しています。
※「Renkon」ではお酒を飲むことが出来ませんので、ご注意ください。
Dr Rudi’s Rooftop Brewing Co.
ドクタールディはヴァイアダクトハーバーにあるビール醸造所が営業するバーです。
バーからはハーバーが一望でき、ここから見る夕日は格別にきれいです。
醸造所が経営しているだけあって、生ビールの数はとても多く、好みのビールに出会えるでしょう☆
入店時に年齢チェックを頻繁に行っていますので、お酒を飲まない場合も身分証明書は忘れずに持っていくようにしましょう。
The Chamberlain
ハーバーの目の前、Quay street(キー ストリート)にあるパブです。
モニターが設置されているので、ラグビーなどのスポーツ観戦イベントなども行っています。
店内はとてもきれいで広く開放感があり、数多くの生ビールを楽しむことができます。
Everybody’s

Queen StreetとFort Laneどちらからもアクセス可能なこちらのバー。ハッピーアワーを19時まで行っていて、生ビールやワインなどの一部のドリンクを$6で飲むことができます!
店内もとってもおしゃれで、平日はお仕事帰りに人々で賑わっています。節約したいけど、少し静かでおしゃれな場所でお酒を楽しみたい方におすすめな場所です☆
Garage Project Kingsland

最後にご紹介するのはこちら!オークランドのシティセントラルからは少し離れたKingslandにある、ウェリントン発祥のビール醸造所が経営するビールバーです。ビールテイスティングも行っており、選ぶのが難しいくらい多くのビールを取り揃えています。ビール好きさんは行って後悔なし!!!
また、Garage Projectは缶・瓶ビール、ワインを直営店とそのオンラインショップを始め、スーパーマーケットやリキュールストアでも購入が可能です。バニラ風味など、一風変わったものが多く、とても計算された美味しさに加え、ビールやワインのデザインパッケージがとっても面白いです。
日本人もデザイナーとして参加しているので、「初恋」というデザインがあったりと、コレクションしたくなるような缶ビールに出会えるかも?
ビールの種類あれこれ
ニュージーランドで生ビールを注文するときに、一番驚くのがその種類の多さ!ビールはおおまかに「ラガー」と「エール」の2種類に分けられます。
ラガーはやや濁っていて、フルーティーな香りでまったりとした味わい、
エールは透明感がありすっきりした味わいのビールです。
注文するときに参考になれば幸いです♬
ラガー系
●Lager (ラガー)低温貯蔵で熟成させたビール。「ラガー」とは、ドイツ語で貯蔵という意味。アルコール度数:4.5-5.5%
●Pilsner (ピルスナー)
世界で飲まれるビールの7割を占めているといわれており、日本でも一般的にビールといえば、ほとんどがピルスナーです。
のどごしが良く、ゴクゴク飲めるビールです。アルコール分は4.0-5.0%
●Dunkel (デュンケル)
麦芽の一部をローストしていることから、個性的な香りの濃厚色ビール。
●Helles (へレス)
すっきりした喉越しのゴールドカラーの淡色ビール。
エール系
●Ale (エール)イギリスのビールの総称。口当りの良さとフルーティーな香りが特徴。アルコール度数:2.5-5.5%
●Pale Ale (ペールエール
琥珀色または銅色のエールでホップの苦み、フルーティーなアロマホップの香味が聞いたビール。アルコール度数:4.0~5.5%
●IPA (インディア・ペールエール)
ペールエールよりアルコール度数が高いダークゴールドから銅色のエール。
ペールエールより、ホップの香りと苦みが強いのが特徴。アルコール度数:5.0-7.5%
●American Pale Ale (アメリカン ペールエール)
柑橘系の香りと苦みの効いたビール。
●Brown Ale (ブラウンエール)
甘口でイギリスで最も人気な濃褐色のビール。アルコール度数:4.0-6.5%
●Golden Ale (ゴールデンエール)
ライトでホップ控えめ、軽い飲み心地が特徴。アルコール度数:5.0-5.5%
●Weizen (ヴァイツェン)
ドイツ生まれ。アルコール度数:4.5-5.5%
小麦の麦芽を50%以上使用した、苦みが弱くフルーティーな酸味のある淡色ビール。
●Stout (スタウト)
アイルランドのギネス社によって作られたビール。
香ばしさと深い苦みが特長の黒ビール。アルコール度数:3.8-8.0%
●Amber Ale (アンバーエール)
モルトのコクと、ホップが控えめでほどよい苦みと香りが特徴の褐色のビール。
アルコール度数:4.0-5.0%
- まとめ
- ニュージーランドはビールにワイン、美味しい料理を素敵な景色とともに楽しむことができます。
NZに来たからには是非、地ビールやワインを堪能してみてください☆
ですが、お酒はほどほどに適量で楽しみましょう!