体験談
Experiences
慎重な母と呑気な息子の親子留学
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- 名前
- 駒形 夕香
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- 学校
- 親:NZMA (New Zealand Management Academy) Sylvia Park校
子:Balmoral Primary/Intermediate School → Mt Albert Grammar School
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- 滞在期間
- 親:2014年6月〜2016年6月修了
子:2013年10月〜
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- 子どもと一緒に留学
- 安心して子育ての出来る環境を求め、海外移住・永住権取得をゴールに、親子留学。行き先は治安が良く、日本と同じ島国、そして自然の豊かな英語圏の国、ということでニュージーランドを選びました。
子どもは当時6年生。夫も一緒に下見に来た際、3校現地校を見学して日本人のお子さんがいて海外留学生への対応に慣れており、ESOL(外国人向け英語の授業)がある小中学校一緒のところを選びました。Year6のターム4から編入し、3ヶ月プライマリーに在籍後そのままインターミディエートへ。最初の頃は次にどの教室に行ったらいいのかさえ分からず孤立しがちだった我が子も、サッカーをきっかけに友達が出来、地元のサッカーチームにも入団して、徐々に学校や英語に慣れていきました。私のほうは、シェフとして永住権申請を目指そうと、専門学校に付属する英語学校へ半年通いました。シェフのコースであればGeneral Englishのコースを修了すればいいのですが、最初に移住を考えた時にIT系の仕事に就きたいと思っていたこともあり、学校の先生の勧めもあってGeneral EnglishのUpper IntermediateクラスからIELTSクラスへ移りました。初めのうちは4スキルどれも完全にお手上げレベルでしたが、先生方の熱心な指導のおかげで最後の校内模試ではIELTS6.0を取ることが出来ました。 - 進路変更
- 当初はシェフのコースに行くつもりだったのですが、主婦歴10年以上にも関わらず料理はどちらかというと苦手なほうで、英語もチャレンジなら料理も自分の中ではかなりのチャレンジ。色々検討した結果、ホスピタリティーのコースに進むことにしました。独身の頃にレストランや居酒屋のホール、ホテルのベッドメーキングの経験もありましたので、早速専門学校を選び直し。通っていた英語学校の系列校とNZMAに見学に行き、学校の方に説明を伺ってみて、実習出来るカフェもあり有給インターンシップ制度もあるNZMAに決めました。
- 久々の学生生活
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英語学校と違って午前クラスや午後クラスなど授業の時間は短いですが、内容が圧倒的に濃いので、まさに学生に戻った気がしました。先生の講義も職員の方の説明も当然ながら英語。しかもいろんな国の英語が学校中を飛び交っていましたので、最初はクラスメイトの英語や先生の話し方に慣れるのが大変でした。その上、日本での大学時代にはなかったような、しっかりとした課題の提出を求められますから、毎回提出期限前は「終わる気がしない」と思いながらもクラスメイトにアドバイスしてもらいながら必死にクリアして行きました。Level 5在籍時のカフェでの実習は、日本とNZのやり方の違いなども気づけましたし、英語力は足りないながらも日本での経験を活かした実習の成果に、先生方からも高い評価を頂きました。
授業の内容はどれも先生方の経験に基づいた実践的な内容ばかりで、グループワークでも実際にマネージャーが直面する状況や仕事を想定した課題が出されて、しかも別の分野に見える他の授業に後々活かされるものがとても多かったです。 - 子どもの現地校生活
- インターミディエートに進級した子どもはお友達にも恵まれ、ESOLの先生も彼の英語の上達ぶりをとても評価してくださいました。お友達や先生方とのコミュニケーションについては殆ど問題なくなってきていましたが、2年という短いインターミディエートが終わると次は高校(グラマースクール)に進学です。学校での成績評価は留学生にしてはなかなか良い、というものが多いですが、中学の数学の文章題や理科の用語は日本語であっても難しいのにそれが英語ですから、本人の理解度はまだまだ低いのが実情です。英語力自体もまだまだ語彙が少ない為、ライティングになると長い文章がなかなか書けず、学校で出される課題で苦労したりしています。日本から中学の教科書やドリルを取り寄せて少しずつ教えたりもしていますが、学力の向上はこれからの課題です。
- 目標に向かって
- 6月にNZMAを修了するといよいよオープンワークを得て働くことになりますが、学校で学んだ多くのことを活かしつつできる限り永住権に近づけるような仕事に就けたらと思っています。
子どもも2月からいよいよMt Albert Grammar Schoolに進学します。サッカーとの両立は大変になることでしょうが、今年は今まで以上に充実したNZ生活になりそうです。