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留学コラム
Column

ニュージーランドに5歳と8歳を2週間だけ現地の公立小学校に留学させてみました

小学生でも留学できるの?


今回はニュージーランドの公立小学校に子供を2週間だけ留学された親御様からの体験談をシェアしたいと思います!

まず、ニュージーランドの現地小学校にしかも短期で留学出来るの??という驚きの反応を多くいただきますが、ニュージーランドの公立校では小学校から高校まで広く留学生を受け入れており、場所や期間も要望に合わせて選べます。

とはいえ、どちらかというとシニアカレッジ、いわゆる高校での留学生の受入が一般的で小学校でしかも短期の受入というとなかなか学校選びに苦戦しました。今回はニュージーランド留学センターさんの協力によって、なんとか2週間でも受け入れ可能な小学校を探して頂き、渡航出来ましたが、おそらくもっと長い期間たとえば4週間以上になれば、かなり選択肢も多く学校を選べたのではないかと思います。

子供の状況

長男5歳:スポーツ系の幼稚園に通う年中さん。英語力はABCが言える程度。
長女8歳:公立小学校に通う小学校2年生。以前にフィリピンに2回ほど留学しており英語はある程度理解できる。

なぜ5歳と8歳で留学させたのか?

まず僕個人の英語の教育の方針として英語を勉強としてではなくコミュニケーションツールとして学ばせたいということがあります。

今の日本の小学校では3年生から英語の授業が始まり5年生では正式教科となっています。なので英語学習というのは早々に始まります。ただ実用的でないお勉強としての英語学習ではやはりリアルなコミュニケーション力は習得しずらいと思っています。また、自身が英語を勉強していて分かったことですが日本人の英語の発音は世界のノンネイティブで最低レベルです。

おそらくネイティブのEnglish Speakerからすればもっとも聞き取りずらいのが日本人の英語でしょう。リアルコミュニケーションにおいて我々が思うよりも発音が重要でその発音はかなり早い段階でしっかりとした教育や英語環境でしか身につかないと思っています。具体的には早い段階で欧米の英語教育の初歩、フォニックスをしっかり習得して実践で使っていく必要があります。そういった考えから初等教育中に出来る限り実践的な英語環境を子供たちに提供したいと考えていました。

なぜニュージーランドなのか?

きっかけはニュージーランドの小学校は5歳から1年生が始まりしかも2月が年度始まりと聞いたことです。やはり吸収が早いと言われる小学生の留学といえど英語に全くついて行けずに無駄に終わるという話は良く聞きます。

ただ5歳でしかも小学校がちょうど始まるタイミングであればかなり初歩の初歩からの教育なので英語力ほぼゼロからのスタート、日本人の子供でもうまくなじんで英語環境も楽しんでもらえるのではないかと思ったからです。これは実際に行かせてみて正解だったなと思うところの一つですが、子供なんのためらいもなくそこに子供がいればコミュニティに入っていきます。

ニュージーランドに出発!

ここから実際の2週間の流れについて振り返ってみます。
2月2日(土曜日)→2月3日(日曜日)
今回はニュージーランド航空で成田発の直行便を利用して渡航しました。夜発の朝着便です。
到着時の2人 ※ニュージーランドでは2月は真夏

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取り急ぎ到着時には入国審査前の免税エリアがあるので、そこでSIMカードを購入することをお勧めします。実際には入国後の空港の到着エリアにもSIMカードは売っていますが入国してしまうと同じキャリアでもGST(消費税)分料金が上がっていました。
ニュージーランドは最大都市オークランドでも公共交通機関がバスなので、移動はどうしてもUberやレンタカーが便利です。またUberやレンタカーで移動時は携帯電話が必須になるので必ず日本からSIMフリーの携帯を持ってきて現地でSIMカードを購入することをお勧めします。


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空港到着エリアのボーダフォン
あとは両替ですが現地の方が格段に手数料が安いので日本の空港ではなく必ず現地で両替しましょう。しかも両替は街中の方が安いので空港では最低限の金額をお勧めします。ほぼどこでもクレジットカードが使えるので、それほどキャッシュは必要ないです。


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空港の両替所

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その後空港からレンタカー屋さんに移動して車を借ります。今回は、ウェブで検索して1日30ドル程度のレンタカーを借りましたが最も安いものだと一日10ドル代もあるようです。皆さんコストを抑えるためにはしっかりと調べましょう!
写真)ACEレンタカーと今回借りた車
 
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今回の滞在先は学校に出来るだけ近いアパートメントホテルということで下記を紹介されて決めました。
ただ費用を抑えるのであればホームステイも可能ということです。
写真)滞在先のQuest Henderson ※家族滞在の場合は、エクストラベッドを依頼する必要があります。
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初日はさっそく自炊の為の買い出しということで近くのスーパーでお買い物です。
写真)買い物中の長女
その後初日は日本との時差4時間(サマータイム中)ということで早めの就寝です。

いざ小学校に入学!

2月4日(学校初日)
学校初日は8時50分にスクールオフィスに来るようにということだったので少し早めに到着するように出発。基本的に学校へは親が車で送り迎えするので、朝8時から9時の間は学校前では送迎の車が並びます。

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写真)登校前の子供たち
8時45分ごろに多少緊張しながらスクールオフィスのカウンターに行き、今日から入る予定のニュースチューデントだと告げると担当者が来て、パスポートや保険証書(エージェント経由で申込)の確認とコピー。その後そういえば制服がないわね、新品でなくても合えばいい?ということで子供たちを連れてバックオフィスへ。制服用意してなかったんかい!と心の中でつっこみながらまぁ海外ってそんなもんだよねと諦め、適当にサイズの合った制服の上着をもらって、クラスへの案内に向かいました。

ニュージーランドの小学校も日本の小学校と同じように担任制で、基本的にすべての教科を一人の先生が教えます。
なので先生のメールアドレスをもらって何かあれば先生に直接連絡してねと言われました。また校長先生らしい人も出て来て、この学校のことをどうやって知ったの?と聞かれエージェントに聞いたと答えたところへぇ?というような表情、他に留学生らしい新入生もいなかったのでやはり小学校に留学生というのはまだまだ珍しい感じがしました。

さてここで若干のアクシデント。5歳の息子はなんのためらいもなくクラスに入って行ったのですが8歳の娘が教室前に来たところで小学校4年生(Year 4)のクラスだよと聞いた瞬間にクラスに入りたくないと泣き出します。

担任の先生がやさしく大丈夫だよと声がけ、それでもちょっとシリアスだったので一旦離れて話合い。この時点で案内してくれた係りの人はじゃ何かあれば知らせてねと退散。そこから数分娘はぐずり続けましたがなんとか説得ののちクラスにジョインしていきました。
実は英語力を心配して年齢基準より一つ下のYear 3(3年生)で申込をしていたのですが、実際には年齢で自動的にYear 4(4年生)のクラスにプレイスされており娘としてもなんでいきなり4年生?とびっくりしてしまっていたようでした。

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写真)初日の長男(手前右)
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写真)初日の長女
初日いきなり泣き出したのでやはり現地校はハードルが高すぎたかと心配をしながら午後3時の終業に合わせてお迎えにむかいました。こちらの学校のお迎えは基本的に学校が終わる頃に、クラス前に親が来るかもしくは車付けで親が待って子供が乗り込むスタイルです。
その後泣き続けてないだろうかと心配しながら恐る恐る教室に向かう、も二人とも元気で特に息子は超楽しかったとご満悦。娘はまぁなんとかという表情でしたが一番心配していた「学校に行きたくない」という言葉が出ずに一安心。まぁなんとか2週間は乗り切れそうという雰囲気にはなりました。

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写真)初日の帰宅時の2人
少しSummer Land Primary School の紹介ですが、場所はオークランド西部。シティからは20キロ程度の住宅地にあります。

シティからは電車かバスという交通手段がありますが電車だと最寄りのHenderson 駅まで約40分の立地です。ニュージーランドではかなりの数の公立校が留学生の受入をしているので希望のエリアやもっとシティから通いやすい学校も本当は沢山あると思います。その辺りの学校選びではニュージーランド留学センターさんが詳しいので相談してみることをお勧めします。

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写真)学校の正面
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写真)学校の校舎

学校のスケジュール

8:00-9:00 登校時間 ※早く着いた生徒はグランドや遊具で遊んでいます。
9:00-10:30 授業  
10:30-11:00 モーニングティ ※ニュージーランドではランチの前におやつの時間があります。
11:00-12:30 授業  
12:30-13:00 昼食  
13:00-15:00 授業 ※学校は15時で終業です。
15:00-17:00 遊び時間 ※親の迎えが来るまで子供たちは学校内で自由に遊んでいます。

2月5日-2月14日まで

 
特に大きなイベントもなく朝8時半ごろに学校に送り、午後3時前に迎えに行くという生活でした。
下記ちょっとした変化ですが、英語にも慣れていった様子がうかがえます。

2月5日 長女がなにげく「Oh my god」を使う。授業の内容は簡単で算数も習っていない分数が出たが総じて小学校1年生レベル。英語をどこまで理解しているのかは不明ですが特に授業は苦ではない様子。
2月7日 長男が「A and B」とAnd という単語を使用。
2月8日 長男がI’m hungry と言い出す。レストランではWater pleaseが言えるようになる。
2月11日 長男、長女ともに周りの大人にHelloと話しかけるようになる。このころから〇〇って英語でなんて言うの?と聞いてくるようになる。
2月12日 アパートのレセプションで飴をもらえることに気づきCan I have ?を使い始める。
2月14日 長女の授業で折り紙があり、いろいろとみんなに作ってあげた長女はみんなから「Do it again」「You are talented」と褒められご機嫌になる。

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写真)友達と教室で遊ぶ長男
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写真)長女の授業風景
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写真)折り紙で人気になる長女
いよいよ最終日の前夜、長女はみんなに折り紙をプレゼントするということで先生を含めて28人分の折り紙を作成。

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写真)折り紙で手裏剣を作る長女 ※大きい手裏剣は先生用らしい
2月15日 学校最終日
今日は学校最終日ということで担任の先生にこの2週間の様子も聞いてみました。
<長男>
物怖じせずまわりの子供にもドンドン絡んでいくので楽しそうだったということ。英語はほとんど理解していないけど、読み聞かせ等も静かに聞いていたようです。

<長女>
結局クラスであまり話すことはなかったようですが、授業にはしっかりついて来ていたということ。何か話しているのかは不明だけど友達も出来たようで挨拶等は出来ているということでした。
長女は無事にみんなに折り紙も渡せたようで嬉しそうに帰ってきました。

総括
日本でインターにも行っていない子供がいきなり英語圏の公立校に入るという若干実験的なチャレンジだったわけですが最終的には大成功だったと思います。特に長男は帰るときにはあと100回来たい!と連呼していたので相当に楽しかったのだと思います。
また2人とも英語という違う言語があり、それが話せると世界や友達が広がるということも実感出来たのではないかと思います。
初めに述べましたがやはりお勉強としての英語はあまり楽しくないので本当の習得は難しいと思っています。今回の短期留学がどれほど生きるのかは今後次第ですが、今英語に非常に興味を持ってもらっている状況なので公文の英語や英語系アフタースクール等で継続して英語には触れさせようと思っています。
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まとめ
・ニュージーランドの公立校は小学校から高校まで短期、長期ともに広く留学生を受け入れている。
・ニュージーランドの小学校は5歳から始まるので日本の小学校開始前に最大で1年公立小学校に通える。
・ニュージーランドは多民族国家なので特に都市圏では人種に対する差別も少ない。
・勉強中心ではない総合教育を行っているので宿題もほとんどなく、楽に授業についていける可能性が高い。