留学コラム
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ニュージーランド人の気質
ニュージーランド人
このコラムでは、ニュージーランド人にはどんな特徴があるのか、ニュージーランド人の気質をご紹介します。
1.フレンドリー
ニュージーランド人はフレンドリーで、知らない人でも道端で急に話しかけることがあります。話題は身に着けているものや持ち物、偶然見たものや、自分が考えていたことなど様々です。
日本では他人ならよっぽどのことがない限り話しかけたり、知らない人に話しかけられるのは怖い、戸惑う方も多いかもしれません。しかし、ニュージーランドで、他人と道端で会話を楽しむことは日常茶飯事です。もし、話しかけられる機会がありましたら、リラックスして会話を楽しんでみてください。
2.裸足
屋内やビーチだけではなく小さい子ならデイケア(保育園・幼稚園)や小学校にも、街中を裸足でいる人をよく見かけます。自然愛が強いためか、はたまたただ単に面倒だからか、裸足で出歩く理由は解明できていませんが、石ころがたくさんあって痛そうなところでも、裸足で歩いています。もはや関心の域です。
3.のんびり屋
海外あるあるかもしれませんが、細かいことや時間をあまり気にしません。バスが遅れてきたり、待っていたバスが電工掲示板から消えることが日常茶飯事のバス事情のため、公共交通機関の遅延もさほど気にしません。
時間前行動を心がける人の方が少数派な印象なので、日本で時間に追われて生活している人にとっては新鮮な感覚かもしれません。
4.早寝早起き
ニュージーランド人は朝型が多いです。極端に言うと、早く起きて明るいうちに用事を済ませ、暗くなってきたら寝るという生活です。子どもは20時や21時、大人でも22時頃に寝る人も多いです。平日は服屋や家電屋などの店が18時頃には閉店するため、早い時間に買い物などする必要があります。
また、早寝早起きとなる理由の一つとして、電気代がとても高いので、なるべく電気を使わないように過ごす工夫をされている方も多いようです。
5.家族第一
ニュージーランドの人は家族をとても大切にしますので、家族の誕生日はもちろん、家族旅行などの行事のために休暇を取ることがしばしばあります。
働いている人は残業などはせず、退勤時間になったらまっすぐ家に帰る人が多いことから、平日の帰宅ラッシュは15時頃には始まります。
14歳未満の子どもは一人での留守番を禁止されていることも影響しているかもしれません。家族で過ごす時間がたっぷりあることが、ニュージーランド家族の仲良しの秘訣かもしれません。
6.話し方・言葉
キウィイングリッシュは聞き取りづらいと言われています。その理由として、あまり口を開かず早口で話すため、アメリカ式英語に慣れている私たち日本人だけでなく、他の英語圏の人にとっても独特な話し方と感じられるようです。
ニュージーランドで英語は18世紀以降にイギリスから広まった言語ですので、イギリス式英語となっていますが、先住民族であるマオリを尊敬し、マオリ文化を守っているので、食べ物(特に海鮮)の名前や数字、色や広告に使われる言葉など日常的にマオリ語を目にします。
7.キウィの面白さ
ニュージーランド人は場を和ませたり面白いことを言うときは、皮肉や自虐を盛り込んできます。純粋にツボに入る時もあれば、笑ってもいいのかグレーなジョークを放つときも…。人によっては素から怒っているような顔つきの人もいるので判断に困る時もありますが、基本的におおらかなニュージーランド人なので、大体はクスッと笑わせようと思いながら言っています。
8.DIY大好き
朝早く起きてる習慣、またホームセンターなどの店も身近にあり、動画サイトで確認して直せるものは自分で直してしまおう精神のニュージーランド人。業者に頼むと人件費がとても高いということもありますが、単純にニュージーランドの人はDIYが好きなので、いつもどこかしらリノベーションをしている人が多いです。
9.男女平等・子供にやさしい
ニュージーランドの国鳥のキウィは、メスが卵を産んだ後オスが温めて羽化させ、その後の子育てもメスと一緒に行います。そのような生態を持つキウィとかけて、家事育児を積極的に行う男性(夫)のことをキウィハズバンドと言います。
社会全体でも女性が活躍する場面が多いニュージーランドでは、家庭でも仕事も家のことも男女平等に、協力し合うことが普通とされています。特に、教育・留学業界の管理職は、女性がとても多いです。
皆がそのような環境で育っていたり、育児に参加しているため、子どもやその親に対するやさしさが垣間見えます。
- まとめ
- 自然が多い中で育っているためか、素朴でおおらかな人が多いニュージーランド。留学や旅行で訪れた際、フレンドリーな人々とのふれあいを通して、ニュージーランドをもっと好きになることも多いです。
ぜひニュージーランドに実際訪れ、地元の方たちと触れ合う機会を楽しんでください。