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Tax Return(タックスリターン)
生活情報

2019年4月より、タックスリターンが自動化されます。前年度以降のタックスリターンは自動的に銀行口座に振り込むことになりました。自動化する事によって、IRDからIncome Tax Assessmentを納税者に送り、納税状況を確認し、手続きが完了となります。税金を多く払われた場合は自動的に銀行口座に振り込まれます。

【帰国する場合】
海外の銀行も対応していますので、ワーキングホリデーで来ていた場合はオンラインでの返金になります。ニュージーランドより帰国し、非居住納税者(non-resident taxpayer)になった以後も、収入が入る場合は、Inland Revenueへ報告する必要がありますので、ご注意ください。現在日本で海外で発行された小切手の日本国内での換金が難しくなっています。
Tax returnについては、NZ現地の口座を残し、日本の口座への海外送金が終わったあと、遠隔でNZ口座を閉じることも可能です。(2019年7月時点)

個別のご相談、お問い合わせに関しましては直接Inland Revenueへお問合せいただきますようお願いいたします。



Tax Returnとは?

タックスリターンとは、日本でいう確定申告のことです。前年一年間(3月締め)の税金を正しく割り出し、税金の過不足を算出します。
雇用者は、PAYEという税金を納税しています。このPAYEの税率は、雇用者の年収によって税率が変わります。


年収 税率
~ $14,000 10.50%
$14,001~$48,000 17.50%
$48,001~$70,000 30%
$70,001~ 33%
※この税率は2018年3月のものです。

会社側が被雇用者の年収をはっきりと把握して正当な税率の税金を徴収することは困難です。
そのため被雇用者は、会社側に「税率を高めに設定した税金」を支払っています。
そのため、Tax Returnで税金が返ってくる方もいるという訳です。



源泉徴収額

労働者の、「一年間に支払わなければいけない所得税(Income Tax)」のこと。これは、個人個人の所得額によって変わってきます。月々の給料より、所得税(Income Tax)は天引きされていますが、Tax Returnの際に一年間の所得を再計算して、正しい所得税を算出します。

Tax Returnの対象者

ニュージーランド国内にて、就労をして$1でも給与として受け取った場合、タックスリターンの申請が必要になります。

しかし、一年間の収入額が$9,880以下であるならば基本タックスリターンの申請をする必要はありません。例外として、たとえ$9,880以下の収入でも、IRDより源泉徴収票と申請書IR3が送付されてきた場合は、タックスリターンの申請をしなければなりません。タックスリターンは、毎年7月7日までに完了させなければなりません。


※自分がタックスリターン対象者かの確認はIRDサイトで確認できます。前年度のタックスリターンについての確認ですので、今年度のタックスリターンについての確認は出来ません。



Tax Returnの流れ

時期 動き
5月~ IR3のフォームが郵送されてくる。ただし、フォームが郵送される時期が遅くなる場合もありますので、オンラインでの申請をおすすめします。
※フォームは、オンラインからのプリントアウト可能です。
5月~ 源泉徴収票が送付されてくる。
ここからオンラインでの申請も可能になる。
~7月7日 タックスリターン申請締め切り
申請完了後 税金の返金(NZ国内の銀行に振り込みか、ドル建ての小切手郵送)と領収書が送付される。
※日本の銀行への振り込みは不可。


※税金を確定する締め日は毎年3月31日ですので、ワーキングホリデーで働き出して、ニュージーランド国内で3月31日(初めて)を迎える前に日本に帰国する場合は、日本帰国前にタックスリターンをしなくてはいけません。
ワーキングホリデーが終了し、日本へ帰国する方は最寄りのIRDオフィスに行くか、もしくは下記ご案内する資料を郵送するようにしましょう。




Tax Returnの方法(オフィス窓口もしくは郵送)

住所:AIA Building 5 Byron Avenue, Takapuna


◇Individual Income Tax Return (IR3)

前年にタックスリターンをしたことのある方は、IRDにデータが残っているため4月より順次送付されてきますが、ワーキングホリデーなどで初めてのタックスリターンの場合、窓口にて係の人に、「日本へ帰るのでタックスリターンをしたい」旨を伝えると、IR3申請用紙をくれます。もちろん、Web上でもダウンロードは出来ます。


◇パスポートコピー



◇日本行きの航空券のチケットのコピー

※ワーキングホリデーで初めてタックスリターンをする方は、直接IRDオフィスにお出向き下さい。
また、3月31日を迎える前にタックスリターンを行う場合、オフィスに最新の書類が準備されていない場合がありますので、書類の見出しを変更する必要があります。
taxreturn1

1ページ目に必要事項を記入します。
タックスリターン後すぐに日本へ帰国する場合は、住所記入欄に日本の住所を記入して下さい。記入した住所に小切手が郵送されてきます。


taxreturn2 受付にて、全て係の人がどこを記入すれば良いか説明し、記入事項に印をつけてくれるので、英語がつたなくとも手続き自体を簡単に済ませることが出来ます。


申請が受理されたら、10週間以内に返金と領収書が送付されてきます。

→申請書にNZ国内の銀行のアカウントを記入した場合は振り込みになります。


タックスリターンをした後、1ヶ月ほどNZ国内にとどまる場合は、銀行アカウントをぎりぎりまで締めずに、振り込みを選択する事をお勧めします。振り込みが完了したらアカウントを閉じましょう。

日本にすぐに帰る方には小切手が送付されます。ただし、小切手は現金化する際に、手数料が取られます。


タックスリターンを行う場合は、日本へ帰る前の最低でも一ヶ月前までには済ませましょう。
ぎりぎりまで行わず、申請した際に書類の不備で再提出・・・・なんてこともあるので、余裕を持っての申請をお勧めします。




タックスリターンの方法(オンラインでの申請)

必要書類

◇SUMMARY OF EARNINGS(源泉徴収票)

前年タックスリターンを行った方のみ送られてきます。つまりワーキングホリデーの方はWebでの申請は出来ません。
※前年分の収入を納税額が書かれている書類

 

◇銀行アカウントナンバー

 

◇20時間以上働いた週の数の確認

※給与が年で、$9,880以下の場合


申請方法

IRDサイトでログインする。
※アカウントを持っていない場合は、名前とパスワードを設定してアカウントを作成する必要があります。
※初めてTax Returnを申請する人は、オフィスにTax Returnを申請したいこと電話にて連絡後、オンラインから申請できるようになりますので、注意が必要です。
“Personal Details” の”Bank account”より、NZ国内の銀行アカウントを登録する。
※銀行アカウントの番号を入力するだけなので、すぐに終わります。
“My income tax” より “IR3” を選択し、フォームを入力していき、申請する。
申請終了後、確認画面(Receipt)が表示されるので、プリントアウトしておく。
※申請後の流れは、書類申請と同様です。


一年間で支払わなければならない税金額

IRDサイトで概算ではありますが「支払わなければならない納税額」の計算が出来ます。
タックスリターンと聞くと、「なんだか手続きが複雑で大変そう・・・・。」
と思う方もいますが、以外と簡単に申請することが出来ます。IRDサイトでも、年間の収入額、税金額を正確に確認できるので、タックスリターンの際は確認してみて下さい。

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