やらずに後悔するより、やってみる！

大学時代に学校のプログラムで1ヶ月だけニュージーランドにホームステイをしていました。

その時にお世話になったホストファミリーのご夫婦が、当時の英語も話せない私をとっても温かく迎えてくれ、まるで本当の両親のように私をかわいがってくれました。

リタイアしたご夫婦だったので、常に2人とも家にいる状況で、宿題も毎日教えてくれました。しかし1ヶ月だけだったので、英語はそこまで伸びす、お別れの日が。

感謝の気持ちも沢山伝えたかったのですが、口から出る言葉は『Thank you for everything』のみ。 それなのにそのご夫婦は泣きながら私を見送ってくれ、『We are always here for you』という温かいまで言葉をくれました。

日本に帰国直後、急なホストファーザーの訃報を受け、彼にとって私が最後に受入れた留学生となってしまいました。

『なんでもっとしっかり勉強しなかったんだろう…』と後悔ばかり。それを機に、就職して資金を貯めたら、絶対にニュージーランドに戻って来る事を決めました。

結局8年かかりましたが、ようやくニュージーランドに戻ってくる事ができました！

半年分の授業料とホームステイ代もいれ、生活費を差し引くと、少しおつりが出る程度でした。

目の回る様な忙しい日本社会で働いて8年、都会にはもうこりごりでした。

学校のすぐ裏にはBrowns Bayというビーチがあり、周りの環境が最高！　たまにビーチで授業を行っているのも魅力的でした。

学校の生徒さんも、特に日本人は同世代の女性が多く、全体的に落ち着いた雰囲気の学校というのが大きなポイントでした。

紹介してもらったホームステイも3食付き＆徒歩圏内だったので、生活面も安心でき、Uniqueに即決しました。

どの先生の授業でも、生徒が公平に発言でき、なおかつ楽しんで学習できる内容で、先生全員がプロフェッショナルでした。

午前は文法等のインプット中心ですが、午後になると、天気の良い日はビーチに行って授業、近くのカフェで実際に注文してコービーを飲んだり、電話をスピーカーにしてクラス内で実際にピザを注文し、皆で食べたりもしました。

3ヶ月後、ケンブリッジ英検（FCE)対策のクラスに変更しました。ひたすら問題をとき、記事を読み、スピーキングの練習の日々。

私は試験には興味がなかったのですが、この対策のおかげで、日常会話もぐんと伸びた気がします。

放課後には定期的に無料レッスンが行われており、発音、リスニング、スピーキングなど、自分の強化したい分野を選んで受ける事ができます。

IELTS模試も無料で受けることができ、実際のスコアにも換算してくれました。

一番良かったのは、放課後の自習室に先生が常在していること。クラスで聞きそびれた質問や、テキストとは関係ない内容もすべて答えてくれます。DVDも充実しているので、映画鑑賞しながら放課後に自習することもできました。

授業には関係ないですが、校長先生の趣味で、ニュージーランドのワインテイスティングというイベントがあったのですが、とても楽しかったです。ワインやチーズの試飲、プラス英語の勉強にもなり、とても良い思い出ができました！

Browns Bayという地域は、オークランドのNorth Shoreという地域で、シティーからは車で20分程度。とってもきれいなビーチがあり、静かで落ち着いた雰囲気の街です。

アジア人も少なく、道行く人は全員挨拶をかわすような、のどかでフレンドリーな地域です。

中心街はとても小さく、直線で歩いて数分程度の距離ですが、カフェ、バー、スーパー、銀行、郵便局、図書館など、生活に必要な施設は全てコンパクトにまとまっています。

なんといっても生活の中に常にきれいなビーチがあるというのがとても魅力的でした。

週末はマーケットが開催されますし、バスにのればシティーにもすぐ行けるので、のんびりとしたニュージーライフを求める人にはピッタリの街だと思います。

気づけばニュージー生活も4年目になっていました。

学校を卒業した後は、オークランドのホテルの中のレストランで働き始め、大変な事も多々ありましたが、今では責任者を任せてもらえるようになりました。

帰国はまだ未定ですが、今後、ニュージーランドに残るのであれば、自分が日本人である事を活かし、ニュージーランドに来られる日本人の方々の役に立てる仕事を、日本に帰ったら、ニュージーランドでの経験を活かし、日本に来る外国人をサポートできる仕事をやっていきたいと思っています。

やらずに後悔するなら、やって後悔する方がまだましだ！と思って、私はニュージーランドに来ました。

結果、やって後悔した事はひとつもありません。悩んでる時間があれば行動してみる。

ニュージーランドは多国籍で、様々な境遇の人々が集まっています。そんな人々に出会う事により、私は物事の考え方や視野もずっと広がりました。

一度きりしかない人生です！一歩踏み出す事によって、その先には何倍もの新しい世界が待っているかもしれません！