体験談
Experiences
ニュージーランドでゆったりとした暮らしを
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- 名前
- 松島 悠美子
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- 学校
- University of Canterbury
AIS (Auckland Institute of Studies)
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- 滞在期間
- 2007年〜2010年、2015年〜2016年
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- NZ留学しようと思った理由は何でしたか?
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私は高校の時に3年間アメリカに留学し、日本に帰り、アメリカの大学の日本校に入りました。大学卒業後、また海外に行きたいと言う気持ちが強く、オーストラリアかニュージーランドにワーキングホリデーを考えていました。何人か友人がニュージーランドが自然が多くて穏やかですごく過ごしやすいということで、ニュージーランドに行く事を決めました。しかし、ワーキングホリデーで行くのではなく、以前にホテルでアルバイトをしていたことをきっかけにホスピタリティマネージメントの資格を取ろうと思い、学生ビザを取りました。短い人生の中で学生でいれる事は少ないので、最後の海外留学と海外での就労経験を得るために留学しようと思いました。
- 留学予算を記入してください。
- 450万円
- 学校の感想を教えてください。
- MIT(MANUKAU INSTITUTE OF TECHNOLOGY)を選んだ理由は、ホスピタリティマネージメントを勉強出来るからです。ニュージーランドではLevel7の教育を受けると学校卒業間際にPost Study Work Visa(一年間ニュージーランドで働ける)という就労ビザがあり、それを活用しようと考えていました。それを通じて、永住権も取れればと日本を出る前考えていましたが、今ではここで活かした学生経験、職務経験を活かし、帰国して日本の外資企業で働く事を考えています。
MITはニュージーランドで最も評価の高い専門学校の一つで、ビジネス、ファイナンス、ホスピタリティ、介護、保育など幅広いカリキュラムがあり、1〜2年の短大・専門から4年制の大学教育まであります。日本人は介護や保育を専門とする人が多く、学生の割合としては日本人は少ないです。他の学生はインドやバングラデシュなど南アジアからの学生が最も多く、次にマオリと白人がいます。1〜2年のプログラムの場合は大体フルタイムで週2〜3日授業があり、4年制はフルタイムで月曜日から金曜日まで授業があります。
- NZ留学した街の感想を教えてください。
- 日本にいる間は、最初ホームステイをして、その後フラットなどに移る予定でしたが、一年間同じKiwiホストファミリーの家にいることになりました。NZに到着した日から最初の数週間は学校が無く、ホストマザーと一緒に犬を連れて散歩に一緒に行かせてもらったり、スーパーなどに買い物に連れて行ってもらい楽しく過ごせました。ホームステイの良いところは、ホストファミリー(特にホストマザー)が毎晩料理を作ってくれるところです。フラットに住むより値段は少し高いですが、現地のファミリーと会話を楽しんだり、家事の手伝いをしたり、大変良い経験になります。ホスト宅(Saint Johns)からオークランドシティまでそんなに遠くなく、バスで大体30〜40分で近くにMission Bayという綺麗なビーチがあり、お気に入りの場所です。
- 今後の目標は?
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このMITでの学生経験、日本食店でのアルバイト経験を活かし、一年間楽しんで日本に帰国したいと思います。帰国した後でも、ホストファミリーとは連絡を取って、ニュージーランドの家族としてこのご縁を大切にして行きたいと思っています。
- これからNZ留学される方に一言
- 初めて海外に行かれる人はニュージーランドと日本は文化が違うのでカルチャーショックやホームシックなどあるかもしれません。ホームステイもホスト宅の人達は外国人を受入れる事に慣れているので、ゆっくり話してくれたり、ニュージーランドでのマナーを教えてくれたり大変良い経験になると思います。私はアメリカにいたときと比べ、ニュージーランドの方がとても親日でアジア人も多く、日本人にとって住みやすい国だと信じています。自然・旅行が好きな方はニュージーランドがお勧めです。オークランドにある海がとても綺麗で夏(2月〜3月中旬)が一番過ごしやすい時期です。また、ニュージーランドは移民も昔から多く、差別も無く、外国人にとって住みやすい国です。
- 初めてのニュージーランド
- 初めてニュージーランドに来たのは、中学生のときです。姉妹都市の交換留学生として、夏休みに2週間、オークランドに滞在しました。同い年の女の子がいるキウイ(ニュージーランド人)の家庭にホームステイし、日中は日本から一緒に来た学生の団体やキウイの学生と一緒にオークランドの観光地をまわったり、現地の高校生活を一日体験をしたり、乗馬をしたり、旅行に行ったりしました。2週間という短期間でしたが、スケジュールも詰まっていて、多くのことを体験することができました。あの頃は、英語を聞きとることも話すこともほぼできず、ホームステイ先の家族との会話に苦労しましたが、それでも身振り手振りでなんとか通じあえたことを覚えています。英語の上達というよりは、海外の生活や雰囲気を体験することが目的だったので、充実した2週間を過ごすことができました。素晴らしい思い出ができましたが、ニュージーランドが遠い異国のように感じたので、去るときには、もうここに来ることはないだろうと思っていました。
- ニュージーランドへ長期留学(大学留学)の決意
- 中学生の頃にニュージーランドを訪れたのは交換留学のプログラムだったため、その後、高校生のときにニュージーランドからキウイの学生がホームステイをしに家に来ました。そういったこともあって自然と海外の生活に興味を持つようになり、厳しい受験生を終えて大学生になったら、長期留学してみたいと漠然と思い描くようになりました。また、実際に大学へ入学すると、帰国子女やネイティブレベルの学生も多く、英語力のレベルの違いを実感するようになり、現地で生きた英語を学ぶ必要性を強く感じました。本当は大学の留学制度を利用したり大学を休学して留学するつもりでしたが、どちらにしても卒業時期が1年延びることになり、留学カウンセラーの話を聞くと、現地の大学へ編入した場合は卒業時期をそこまで遅らせずに卒業できることがわかりました。そのため、急でしたが大学を編入することに決め、入学時期や治安の良さ、予算などを総合してニュージーランドに留学することに決めました。決断してから実際にニュージーランドに渡航するまでの期間は短かったですが、ニュージーランドに決めて正解だったと思っています。
- 大学生活
- 大学は、せっかくなので行ったことのない都市に行きたいと思ったことや選択できる科目内容などを考慮して、クライストチャーチにあるUniversity of Canterburyに行きました。英文学とマオリの文化を専攻しましたが、勉強内容はおもしろかったです。講義やチュートリアルに参加し、エッセイの提出や筆記形式で3時間の試験があるのが通常でした。大学の勉強は忙しいときも多々ありましたが、休暇が多く、ニュージーランドの各地へ旅行に行くこともできました。友達やホームステイ先にも恵まれ、とても充実した日々を過ごすことができました。
- 3度目のニュージーランド留学
- 大学を卒業後、日本で働いていましたが、退職を機に再びニュージーランドに訪れる時間ができました。日本で社会人としての生活はとても充実していましたが、日々の忙しい生活から離れ、自分自身と向きあい、今後の進路について考えたいと思ったのが再びニュージーランドに留学しようと思った一番の動機です。現在、オークランドにあるAIS(Auckland Institute of Studies)でPostgraduate Diploma in Business Administration(PGDBA)という1年のコースを勉強しています。コースの期間、内容、予算などからAISを選びました。特に、PGDBAの入学条件は「ビジネスを大学で専攻したか、2年以上仕事をした経験が必要」となっており、日本で働いた経験も活かせると思い、このコースを選びました。AISはインターナショナルスクールなので、生徒はインド人、フィリピン人、中国人など、ほとんどが留学生です。英語が母語でない学生が多いため、勉強についていきやすく、また、社会人としての経験が豊富な年上の学生が多いため、一緒のクラスにいるだけでとてもためになります。グループでの課題の提出、プレゼンテーション、ディスカッションなどが多く、個人で取り組む課題が多かった大学時代とはまた違った経験ができています。また、大学時代は大学を早く卒業して自立したいという思いが強く、学生であることに感謝の気持ちもあまり涌きませんでしたが、日本で社会人を経験したことで、自分のために時間が使える学生のありがたさが身に染みてわかるようになりました。いまは学生に戻れたことに感謝し、学生としての残りの時間を楽しもうと思っています。また、ニュージーランドでは働いた経験がないので、勉強が一段落すれば働く経験もしてみたいと思っています。